厚生労働省は、毎年12月を「職場のハラスメント撲滅月間」と定め、職場内のハラスメントを根絶し、健全な環境を築くための取り組みを推進しています。
この月には、「職場のハラスメント撲滅のためのシンポジウム」などの広報・啓発活動が展開され、ハラスメントのない職場づくりが促進されています。

中小企業においても、これまでは努力義務であったパワーハラスメントの防止に関して、2022年4月からは具体的な措置を講じることが法的義務とされるようになりました。
パワーハラスメント防止法の施行により、企業は以下の要件を満たすよう求められています。

• 事業主の方針の明確化とその周知・啓発
• 相談対応や適切な対策体制の整備
• パワーハラスメントに関する適切な事後対応の確保

まず初めに、社内アンケートなどを通じて現状のハラスメントの実態を把握し、その情報を基に具体的な対策の立案に取り組んでいくことが重要です。
ハラスメントの予防と解決に向けた取り組みは、社内の協力と意識改革を通じて、より良い職場環境の構築に繋がっていきます。