お知らせ
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令和3年度「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」のお知らせ
厚生労働省は、職場における熱中症の予防対策に関して、第 13 次労働災害防止計画において、2018 年から 2022 年までの 5 年間で、それまでの 5 年間と比較して、熱中症による死亡者数を5%以上減少させるとの目標を設定しています。
この目標を受けて、厚生労働省は 5月1日 ~ 9月30日 を「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」と定め、新型コロナウィルス感染予防策とともに、熱中症予防策も充分に行うように注意喚起をしています。
業種別にみると、熱中症の死亡者数については、建設業と製造業が合わせて全体の約 40 %を占めており、特に多い 7 〜 8 月のみではなく、その前後の季節の変わり目にも発症者が散見されています。
新型コロナウィルス感染予防策として、マスクなどの個人防護具着用を職場で推奨されている場合は、従来と比べると作業中に熱がこもりやすく、WBGT 値の測定とともに作業時の服装などにも工夫が必要です。
作業当日の健康管理として、熱中症の発症を影響を及ぼす可能性のある基礎疾患を有する方に関しては、事前に医師の意見を踏まえて作業内容の調整を行う必要があります。
前日に多量のアルコール摂取や睡眠不足のある場合、当日の朝食を摂取していない場合などにも注意が必要です。
熱中症の初期症状を早期に発見できるように、労働衛生スタッフの協力を得て、職場で熱中症に関する労働衛生教育研修を行うことも重要です。
産業医と連携して、熱中症リスクを考慮した作業計画の作成を行い、熱中症の初期症状を早期に発見して、重篤化や死亡を防ぐことのできる職場環境作りを進めましょう。